妊活とbmiの関係性について!理想の体重とは?産婦人科の看護師が語ります
本記事の執筆:産婦人科の現役看護師
妊活ではいろいろなことに気をつけなければいけませんが、その一つに『体重』があります。
みなさんは、妊活に良い事をいろいろと実践していると思いますが、みなさんは太ってはいませんか?
みなさんなら、もしかすると知っているかもしれませんが、実は、肥満は妊活をするみなさんにとって、良くない事なのです。
では、なぜ肥満が悪いのかというと、肥満になると体に糖分が多く蓄積されてしまいます。すると、その糖分を解消しようと、体がインスリンを大量に分泌します。
このインスリンは、糖分を処理して血糖値が上がるのを抑えてくれるのですが、そのインスリンが大量に分泌する事によって、排卵をしなくなってしまうのです。
排卵しないという事は、妊娠しないという事ですよね。
また、排卵しない事で、多嚢胞性卵巣症候群といった病気にもなる可能性があるのです。
そして、肥満はそれだけではなく、新陳代謝を低下させてしまいますし、血行も悪くしてしまいます。
また、血液がドロドロになりやすくなり、子宮への血液循環が悪くなる事で、赤ちゃんが育ちにくくなります。
そういった事にならないように、妊活中はしっかりと体重管理をしたいものです。
では、妊娠するためにちょうど良い体重とはどのくらいなのでしょうか?
妊娠に適した体重は、『BMI』で計算します。
BMIは、みなさんも聞いた事があるのではないかと思いますが、『BODY MASS INDEX』の略ですね。
BMIの計算式は以下の通りです。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
この計算式で計算すると、みなさんのBMI値が出ます。
このBMIから見て、一般的な標準は、18.5?25です。
しなし、妊活中の人は20?24が適したBMIです。特に、BMIが22だと、一番妊娠しやすい理想のBMIだと言われています。
では、そのBMI22を身長と体重で表すと、どのようになるかというと、身長150㎝では、体重49kgがBMI22です。
151・152㎝では、体重50kg、153㎝では、体重51kg、154・155㎝では体重52kg、156㎝では体重53kg、157・158㎝では体重54kg、159㎝では体重55kg、160㎝では体重56kg、161・162㎝では体重57kg、163㎝では体重58kg、164・165㎝では体重59kgが理想的なBMI22です。
これから見ると、体系的には、ちょっとぽっちゃり目な感じですよね。でも、妊娠するためには、このBMIか一番理想的なのです。
では、みなさんもこの計算式に身長と体重を当てはめて計算してみてください。
どうでしたでしょうか?BMIは妊娠に適したBMI22でしたか?
BMIを算出してみて、標準以内に収まっていなければ、がんばってダイエットをしてほしいと思います。
また、BMIが20以下の人は、痩せすぎです。
痩せすぎだと、ホルモンバランスが崩れたり、新陳代謝が低下したりなどをして、逆に妊娠しにくい体になってしまうので、BMIが22になるよう、食事をしっかり摂ってください。
自分のBMIを知って、妊娠するためにしっかりと体重管理をしてくださいね。
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